プレスリリース

カリフォルニア州サンノゼ (2021 年 2 月 10 日) -- 超低消費電力でマルチコアの音声対応 SoC、エンベデッド FPGA IP、およびエンドポイント AI ソリューションを開発する QuickLogic Corporation (NASDAQ: QUIK) は、新しい開発キット 「Qomu」 を本日発表した。このキットは、Arm® Cortex®-M4F MCU と eFPGA を統合した USB Type-A ポートに接続して使用する小型フォーム ファクタの開発環境である。QORC (QuickLogic Open Reconfigurable Computing) イニシアチブに最適化されたこのキットは、Zephyr、FreeRTOS、SymbiFlow、Renode などのベンダーでサポートされる多様なオープンソースの開発ツール環境を利用できるため、誰でもどこでもアプリケーション開発が可能になる。

Qomu 開発キットには、クイックロジックの EOS S3、MCU と eFPGA SoC, が搭載されており、超小型の開発キットでありながら信じられないほどの処理性能を提供する。MCU はシームレスなソフトウェア開発を可能にし、エンベデッド FPGA (eFPGA) はMCU のアルゴリズムを加速またはオフロード、あるいは単に独自 IP を実装、またグルー ロジックを構築することも可能。このキットは、幅広い市場のさまざまな機能を実装できるが、特に、超低消費電力で人工知能 (AI) や機械学習機能を必要とするエッジでの IoT アプリケーション開発に最適である。

クイックロジックの QORC イニシアチブによって、Qomu 開発キット向けのための完全にオープンソースでベンダーがサポートする開発ツール環境が実現した。オープンソース開発ツールには、SymbiFlow の論理合成、配置配線、およびビットストリーム生成が含まれる。多くのサンプル アプリケーションやゲートウェアが無償で提供されており、すぐに利用できる。Qomuは、SymbiFlow による標準的な Verilog サポートに加えて、Python から FPGA へのデザイン フローに対応する nMigen をサポートしている。 そのほかのオープンソース ツールは、Zephyr、FreeRTOS、Renode がある。

クイックロジックのマーケティング シニア ディレクター Mao Wang は次のように述べている。「Qomu開発キットは、様々な意味で業界のマイルストーンとなるものです。さらに重要なのは、このオープンソース開発キットが、オープンソース コミュニティで最も貢献してきた人物の一人である Sean Cross 氏の協力の下で設計されていることです。」."

入手方法
Qomu 開発キットは、Crowd Supply でのみ販売しております。ご購入の際には、こちらのサイト (https://www.crowdsupply.com/quicklogic/qomu) へアクセスしてください。 詳細は、www.quicklogic.com/qomu をご覧ください。

クイックロジックについて
クイックロジック (NASDAQ: QUIK) はファブレス半導体企業であり、人工知能 (AI)、音声、およびセンサー処理向けに低電力マルチコア半導体プラットフォームおよび IP (知的財産) を開発しています。主なソリューションには、ハードウェア アクセラレーションやプリプロセッシング用の組み込み型 FPGA IP (eFPGA) や、eFPGA をその他のプロセッサやペリフェラルと統合したヘテロジニアス マルチコア SoC があります。クイックロジックの子会社である SensiML 社の Analytics Toolkit を使用することで、AI 技術を使用する正確なセンサー アルゴリズムを実装した「フルスタック」のエンドツーエンド ソリューションが実現します。フルレンジのプラットフォーム、ソフトウェア ツール、eFPGA IP により、モバイル、ウェアラブル、ヒアラブル、民生機器、産業機器、エッジ、およびエンドポイントの IoT において、AI 機能、音声処理、およびセンサー処理の実用的かつ効率的な活用が可能になります。

詳細は、www.quicklogic.com および https://www.quicklogic.com/blog をご覧ください。

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